試料研磨機「ISPP-1000」(実用新案取得)
ISPP-1000は、省スペース設計をコンセプトに開発されました。
その小さな容姿の中で、角度補正、荷重コントロール、幅広い設定ができるスイング機能などの優れた性能を持っており、難しい試料の研磨や平面を出す必要のあるものなどに最適です。
顕微鏡を搭載し、試料を装置から外すことなく状態の経過観察を行うことが可能です。
また、画像による観察を行うことができるため時間の短縮にもつながります。
※詳しくはお問い合わせください。
メリット・特徴
従来の試料研磨機とは違い、研磨の条件を数値で設定し、その数値と手順を記録することでノウハウの蓄積が可能となり、技術の継承をスムーズに行う事ができます。
さらに、ウェイトキャンセラを使うことで、柔らかい試料の研磨が比較的容易に行うことができるようになりました。
これらの機能により、お客様独自の研磨条件を幅広く導き出すことができるようになりました。
パネルによる操作
ISPP-1000は下の写真にあるパネルで操作を行います。
研磨盤の回転数の方向、速さ、スイングの速度、幅、時間などの数値入力を行うことで簡単に動作のセッティングを行うことができます。
数値と試料の性質、試料の固定方法、試料のサイズなど必要な条件を残すことで、従来経験と勘を要する技術を数値化することができ、次の試料研磨のための参考にすることが可能です。
顕微鏡観察
試料を外さずに、顕微鏡部へ移動し研磨状態を観察することが可能です。
倍率:40~200倍
研磨量調整機構
研磨量調整機構(1目盛0.02mm)により、研磨中に試料ホルダが下がる下限位置 を微調整することが可能です。
ウエイトキャンセラ
試料ホルダの自重を軽減でき、試料を包埋せずにデリケートな試料研磨が可能です。
詳しくはウェイトキャンセラ活用術をご覧ください。
アルミと銅
アルミボンディング
鉛フリー半田
オプション
小型給水システム
本体サイドに取付け、自動給水機能が一体化できます。
※写真は本体を設置した例です。
小型給水システム
装着イメージ
拡張イメージ
給水機構付システムラック
本体と連動で水などを自動供給する給水機構と、高倍率での顕微鏡観察時に有害な外部からの振動を防ぐ除振テーブルを備えたシステムラックです。
給水機構付システムラック
搭載イメージ
顕微鏡用カメラユニット
USBでPCへ接続し画像の表示・記録が可能。
PCへ接続せずに内蔵モニタで確認しながらSDカードへの直接記録も可能。
研磨盤(高精度タイプ)
高精度研磨向け
SUS440C製
包埋ケース
ICの包埋ケースです。
試料に合わせたケースを作る事で、無駄な量の包埋樹脂を使わず、必要最小限の樹脂で包埋することが可能です。